2013年10月3日木曜日

小さな感謝


最近ふと考える。


国際結婚、学生結婚で生活していくことって
そう簡単なことじゃない。
日本にいたら絶対できないことだと思う。


学校に、家庭に、仕事に どれだけの時間と労力を必要としているか。
ただでさえ、英語での勉強や宿題に普通のアメリカ人の何倍もの時間がかかるのに、それに加えて家庭のことや仕事のこと
どんなに働き者の旦那さんがいても
正直忙しさレベルが半端ない。笑

ただ、それもわたしが選んだ道。
そうなることを覚悟の上で結婚することを決めたんだ。
どんなに忙しくても自分がこうして望んだことがどうにかできるのがここでの生活。

金銭面、学業面、肉体面での疲れは今に始まったことじゃない。


ただ、どんなに忙しくても働く場所があるということは感謝しないといけない。


普通はビザの関係で外国人はオフキャンパスで働くことができないため仕事をもらえる人たちはごくわずか。そんな状態でお金を稼ぐことはできない上に、学校に通うとなるとたくさんの援助を日本の家族から受けないと難しい。

でも、わたしが通っているBYU(ブリガムヤング大学)では学生が学生で生活をやりくりできるようにと大学とハワイ最大のテーマパークであるポリネシアンカルチャーセンターが提携して
そのセンターを大学のオンキャンパスという設定の中、まずしい学生たちに働く場所を与えてくれている。

毎日何千人ものお客さんが世界一のポリネシアショーをみにやってくる。

そこにはもちろん日本からのお客さんも一日に100人ぐらい集まるため
そこでツアーガイドとしてはたらく日本人学生たちもいる。

ポリネシアンカルチャーセンター 日本語ツアーガイド
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=pQ8olE03iOQ#t=166


ガイドになるためには面接や筆記、実技試験をのりきって、何週間にもなるトレーニング、正しい日本語や接客の方法を念入りに鍛えられる。

一人前になってからも
毎日炎天下のなか大きな声をはって何十名ものお客さんをつれ東京ドーム三つ分の土地を歩き回るという激しい道のり。正直、なれるまでは毎日がぐったりデイズ。

今日なんて、51人のマレーシア人(中国人)グループを一人で担当し(笑)、たくさん友達ができた。




わたしもここにきてから3年、ずーっとツアーガイドとしてはたらいてきた。
なれるまでは毎日ぐったりしてきたけど、正直本当にこの仕事が大好き。



わたしに天職があるのなら、きっとこれだろうなとおもうほど
毎日のあたらしい発見と出会えるたくさんの人たちから大切なことを学べるこの仕事にほこりをもっている。

日本語、英語、なんのツアーをとっても
その日 その日にあえるお客さんと 友達になれる時間が本当に貴重。
来る人ひとりひとりにストーリーがあって、それを毎回聞くのがわたしのたのしみ。
たった数時間なのに、ツアーが終わる頃にはみんな昔から知っている友達のようにわかれが名残惜しくなる。


毎日の忙しさのなかに
小さな奇跡がたくさんあって、

出会えるお客さんや一緒に働ける仲間たちからいつも元気をもらうことができるこの仕事。
こんなに自分にあっていて、必要な仕事はほかにどこを探してもないと思う。

学生結婚で、国際結婚で、どうやって自立していけるの?って質問何回もうけてきたけど

こうして働けて、自分の可能性をのばさせてもらえるこのツアーガイドとしての仕事はきっとわたしの人生でとっても大切な役割をしているんだろうと思う。

残り半年しかないこの時間だけど
出会える奇跡を大切に、わたしが誰かの奇跡にもなれるように
毎日まえむきに生きていけたらいいなーと思う。

結婚してから、さらに
今与えられているものに感謝できるようになった気がする。

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