2014年4月21日月曜日

ハワイのお葬式





人はどこからきて
どこへいくのか。








デビンのおばちゃんで
わたしが仲間家に嫁ぐ前からとてもよくしてくれたアンティーミリー
(ハワイではおばさんのことをアンティーと呼ぶ)
先週末に脳梗塞で倒れ、その数日後、72歳という若さであっという間に天へ召された。

病院に会いにいくことぐらいしかできなかったけど、
いつもは元気いっぱいのおばちゃんが、ベッドの上で動かなくなってる姿をみるのはさびしすぎて、これは夢じゃないかって考えて手をにぎった。

この小さな日本人妻が、沖縄からきたときいて、おばちゃんとおじちゃんがとってもよろこんで迎え入れてくれた1年前。世界中旅したけど沖縄が一番好きだったからふじかがデビンのお嫁さんになってくれてよかったといつも話してくれた二人。そのおばちゃんがなくなったことはみんなにとっても、わたしにとっても衝撃すぎて。

そのお葬式で土曜日からカウアイ島へ行き、





数日間、仲間家の嫁として、お手伝い。


ハワイのお葬式は初めてで、
なにもかも初体験。
親戚家族が数日間、何度もあつまっては食事したり、
500名レベルを収容する会場設定や
そこに出す食事担当をわりふっての準備に、気も体もくたくたで
集まる人に何度も自己紹介しては冷や汗たらたらな新人嫁。笑


でも、集まる人を見れば見るほど
アンティーミリーがどれだけみんなに愛されていたのかが伝わってきて感動してばかりいた私。


ハワイのお葬式は日本のお葬式に比べてとってもオープンスタイルで、
アンティーが働いていた高校の運動場のようなところに巨大なテントとたくさんのテーブル、いすを並べ、お花やステージを飾ったりウクレレミュージックをバックグラウンドにという感じで。


悲しい涙よりも感謝の涙をというようなお葬式だった。
いろんな人がおばさんのすごい話、おもしろかった話、思い出をシェアして、家族や友達、仕事場の人たちがいろんなところから集まっておばさんの旅立ちを祝福する会と言うような感じで。それみながらふと考えた。


人生は一度きりで、
人にはいろんな生き方があるけど、
いつか自分の命がどこかに旅たつとき、

どれだけの人がそれを祝福してくれるのか。
どれだけの人が時間をさいて集まってくれるのか。

世の中で得るどんな成功や稼ぐお金よりも、
あなたに出会えて本当によかったと行ってくれる人が一人でもいたらどれだけうれしいことだろう。アンティーミリーのお葬式をみてそれを何度も考えた。



家族や、友達、こんなにたくさんの人がいろんなところから集まってくれておばちゃんお旅立ちを一緒に過ごそうとしてくれる人がいるって本当にすてきなことだとおもう。

愛される分愛してきたんだろうな。おばちゃんのことだから。
おばちゃんを愛し、愛される者の一人として、
ふじかもいつかアンティーミリーみたいになりたいよ。

こんな自分でも、
こうして得られた人生の先輩のお手本をもとに
これからも少しずつ少しずつ自分のできることを使って
だれかの役に立てるいい大人になりたい。

アンティーミリーのおかげで
また一つ自分の生き方に新しい味がついた。




デビンと結婚したおかげで、
こうしておばちゃんと家族になれたことをうれしくおもいます。

アンティーミリー、
今までありがとう。
また会う日まで天国からみんなを見守っていてね。















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